銀行員

銀行員の出世争い!メガバンク本部のエリート・花形部署はどこ?

メガバンクの大型店→本部で勤務している現役アラサー銀行員です。

メガバンクへの就職、転職などを考えている人、現役銀行員、大企業サラリーマンにとっての悩みや疑問を解決します!

メガバンクの本部はどんな部署があるの?

メガバンクは非常に大きな組織のため、本部には数え切れない程の部署があります。銀行員でも詳しく知らない本部部署について、本部経験者が解説していきます!

営業本部【法人営業のトップ】

法人営業の最上位ランクです。法人営業には、営業本部と支店(大型店〜小型店)があり、取引先の規模に応じてランクが決まります。営業本部の取引先は売上1,000億円以上の上場企業になります。

あの半沢直樹が大阪→東京に栄転した時の部署です!

営業本部は取引先の規模が大きいため、役職者(調査役以上)しか取引先の担当者になれません。若くして役職がない行員(非役職者)が営業本部に異動すると、取引先の担当者ではなく、役職者のサポート係になります。サポート係は主に内部で稟議、会議資料、提案書作成を行います。

営業本部では、役職者1名+非役職者1〜2名で取引先を担当します。

 

企画【エリート部署】

銀行全体の経営戦略、各部門における施策立案、予算管理などを行ういわゆる「エリート部署」役員に昇格する登竜門でもあります。企画部署では基本、役席者以上が配属となるため、非役席者が異動する可能性はとても低いです。

東大、京大、慶應などの超高学歴の集団です。

 

投資銀行【花形部署】

M&A、プロジェクトファイナンス、シンジケートローンなどを行ういわゆる「花形部署」!営業本部、大型店と一体となり、専門知見を活かして案件を推進する部署です。具体的な業務は、融資条件交渉、企業価値判定、弁護士(海外支店)相談、稟議書作成、契約書作成などです。

投資銀行では、上席調査役1名+調査役2名+非役職者2名でチームとして活動します。

 

審査

中小〜大企業、プロジェクトファイナンスなどの融資審査を行う部署です。

審査のポイントは案件により異なるため、同じ取引先規模やプロジェクト毎の審査を担うことが多いです。

調査

市場動向、競争環境、企業戦略などの調査し、業界構造や潮流を読み取り、取引先に提案を行います。調査や分析を通して、取引先の経営課題解決に繋がる提案をするプロフェッショナルです。

調査で経験を積んだ後、営業本部に異動となり、大企業担当者となるのがよくある人事異動です。

 

市場

為替やデリバティブ(金融派生商品)を取引先に提供する部署です。自らの判断で巨額の資金を動かすため、 正確な知識と分析力が必要です。

市場部門は専門性の高さから2ヶ店目で配属となり、その後も同じ部署内をローテーションするのが大半です。市場希望の行員は1ヶ店目の異動が勝負となります。

 

その他

他にも人事部、総務部、システム部、リスク管理部、超富裕層個人取引、デジタル部など非常に多くの部署があります。

メガバンク本部は多くの部署が存在し、銀行員でも全ての部署のことは詳しく知りません。イメージとして「本部=出世」と思われるかもしれませんが、大切なのは自分のやりたいことを明確化することです。本部の人も「支店で中小企業の社長と取引をする方が楽しかった」と後悔する人は意外と多いです。本記事によりキャリアのミスマッチが減ると嬉しいです

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