メガバンクの大型店→投資銀行本部→営業本部で勤務している現役アラサー銀行員です。
メガバンクへの就職、転職などを考えている人、現役銀行員、サラリーマンにとっての疑問や悩みを解決するブログ、Twitterを発信中です!
転職市場が活況の中、メガバンク銀行員の転職実態、転職先理由、転職先などについて転職活動経験のある現役銀行員が解説します!
メガバンク銀行員の離職率
厚生労働省によると、2020年に発表された大卒新卒者の3年以内の離職率は32.8%です。
著者の経験では、メガバンク銀行員も厚生労働省の通り、入行3年以内に3割は転職します。実際に、大型店に配属された時の入行同期は3人いましたが、1ヶ店目時(3年以内)に1人転職しました。私の代だけでなく、先輩や後輩の代も同じく、3人中1人は転職しました。
メガバンク銀行員の転職理由
では、なぜ、年収や社会的信用が高いメガバンク銀行員は、3年に3割が転職するのでしょうか?
メガバンク銀行員が転職する理由は様々です。
- 激しい出世争い
- 厳しいノルマ
- 厳格な業務内容
- 体育会系な組織風土
- 休日の資格試験勉強
- 先行き不安な将来性
中でも、新入行員が転職する理由のトップは「厳格な業務内容」や「体育会系な組織風土」などの銀行の業務や組織に対する不満です。
銀行の業務内容や組織風土は、実際に入行してみないと分からないため、入行前と入行後のギャップが大きく、高い転職率に繋がります。
メガバンク銀行員の転職時期
新入行員が転職する理由は、銀行業務や組織風土ですが、実は、メガバンク銀行員では、転職時期のピークがもう1つあります。
もう1つの転職時期のピークは、30歳前の初めての昇格のタイミングです。
その理由は大きく分けて、2つあります。
- 昇格できなかった人が、銀行のキャリアに見切りをつける
- 昇格できた人が、30歳という節目を前にキャリアアップする
1つ目は、昇格できなかった人が、今後の銀行内のキャリアに見切りをつけて転職するパターンです。メガバンクは7年目に初めての昇格試験があり、同期の50%しか昇格できません。ここで昇格できないとその後の出世は難しいのが現実です。そのため銀行内での自分のキャリアに見切りをつけて転職します。
2つ目は、昇格できた人でも、30歳という節目を前にキャリアアップのために転職するパターンです。昇格できた人は相対的に優秀な人が多く、メガバンク以外のキャリアのために転職します。
メガバンク銀行員の転職先
それでは、それぞれのメガバンク銀行員はどこに転職するのでしょうか?
- 公務員
- M&A仲介業者
- IT業界
メガバンクに安定を求めていた人は公務員、高収入を求めていた人はM&A仲介業者などに転職します。また、銀行の堅い組織風土が合わないと感じた人は、IT業界などの正反対の組織風土に転職します。
- 証券会社
- 外資系保険会社
- 不動産業界
銀行員として、7年間の経験があるので、金融知識や営業経験を活かせる、証券会社、外資系保険会社、不動産業界などに転職します。
- ベンチャー
- 投資銀行
- コンサル業界
キャリアアップを図るために、より多くの経験や、高い専門性を得ることができる、ベンチャー、投資銀行、コンサル業界などに転職します。
転職活動のメリット
私自身の話をしますと、運良く最速で昇格できたものの、メガバンク以外のキャリアの可能性を知りたく、実際に転職活動をしました。
転職活動のメリットはたくさんあります。
- 自分の市場価値を知ることができる
- 転職に必要な経験、スキルを知ることができる
- 自分の価値観、希望のキャリアを整理できる
- ノーリスク
転職活動により得たことは、自分の転職可能な職種(投資銀行、コンサルなど)、転職に必要なスキル(ビジネス英語など)、自分の理想の働き方(複数の収入を得たいなど)を知ることができたことです。
転職活動を通じて、私は本業(メガバンク銀行員)を続けつつ、副業(ブログ、Twitter)を始めることを決心できました。
オススメの転職サイト3選!
参考に、私が実際に使用した、メガバンク銀行員、大企業サラリーマンにオススメの転職サイトを3つ紹介します!
- ビズリーチ(https://www.bizreach.jp)
- キャリアカーバー(https://careercarver.jp)
- リクルートエージェント(https://www.r-agent.com)
今の仕事やキャリアに不満や悩みがある銀行員やサラリーマンは、迷わず一度、ノーリスクハイリターンの転職活動をオススメします!